「ワンオペ育児」という言葉をご存知でしょうか?2017年度の流行語大賞にもノミネートされたので聞いたことがあるという方は多いと思います。
ワンオペとは「ワンオペレーション」という言葉からきていて、飲食店などの店舗を一人で回している状態のことを言います。それに派生してパートナーの単身赴任や残業過多などで、一人で育児を行っている状態をワンオペ育児と呼ぶようになりました。
育児は「予測不可能なこと」の連続です。これまで赤ちゃんとの接点がなかった初心者マークの人間がひとりでお世話できるほど簡単なものではないのです。それ なのに日本は「母親なんだから頑張ってね!」と済ませてしまいがち。だから「ワンオペ育児」が流行語大賞にノミネートされしまうのでしょうね…。
この国の少子化を緩やかにするには周囲の温かい協力が不可欠です。2017年はみんながそのことに気付けた年なのかもしれません。2018年は「ワンオペ育児」なんて言葉がなくなる年になればいいですね。
くすのき瓦版1月号