スズメ

昔は、どこででも見られたスズメですが、今は余り見られない野鳥になりつつあります。
小型で茶色と白交じりで、短いクチバシの本当に可愛い野鳥です。
数匹でいることもありますが、大群でいることもあります。
地面に降りると両足飛びで、ピョンピョンと飛び跳ねています。
雑食性で色々な物を食べています。
しかし、スズメの巣は中々見られるものではありません。時にはツバメの巣を横取りしている場合もあります。


カラス

よく見かける野鳥ですが、あまり好感の持てる鳥には扱ってもらえていません。
亀岡市内では、特に川東地区の馬路町と河原林町で多く見られます。
市内には、ハシボソガラスとハシブトガラスの2種類がいますが、鳴き声だけでは区別が難しいです。しかし、くちばしを見れば直ぐに区別が出来ます。カラスは雑食性で実に色々な物を食べます。
実に頭のいい生き物で、仲間が亡くなると集まる習性もあるらしいです。電柱に針金を集めて巣を作ることもあり、停電の原因になることも。
少し、いたずら好きな野鳥ですが、人の暮らしと密着した生き物であります。


スイバ

田んぼのあぜ道等で普通に見られる草花です。
昔はスイモンと呼ばれていたらしいです。
食用にも薬用にもなる植物らしいです。
このスイバの根部を擦って患部に付けると水虫が治ると聞いたことがあります。
本種によく似た草に大型のギシギシがあります。
スイバの小さなピンク色の花は実に綺麗です。
葉はまるでホウレンソウのようであります。
酸っぱいところからこの名前がついているらしいです。


ハラビロカマキリ

この時期、成虫は見られませんが、色々なカマキリの巣(卵のう)は見ることができます。種類によって卵のうの形が異なっていますので、探すのも結構楽しいものです。
ハラビロカマキリの卵のうは、木々の樹肌よりも建物や工作物の壁面に付いている場合が多いように思います。
一番多く見られるのが、チョウセンカマキリの巣です。
最近、オオカマキリの卵のうが少なくなった気がします。
小さな生き物達は、寒い冬を姿を変えて生きているのです。
カマキリの巣の位置でその冬の天候が予想されるらしいですが、果たしてどうでしょうか。調べてみると面白そうですね


コガモ

溜池でよく見られる小型のカモです。実は結構おいしいらしいです。
南郷池や池尻の池に行けば、必ず見ることが出来ます。
集団でいますが、結構警戒心が強く近づくとすぐに飛び去ります。
池尻池では、よく似た「アメリカコガモ」も確認されていますので、この時期寒いですが、バードウォチングを楽しんでみてはいかがでしょうか。


シンシガラ

春先に山に登れば、林道沿い等で必ず見られるのがこのシシガシラです。(誰もが一度は見ている植物です。)
山の木陰や湿った斜面などで、ごく普通に見られる山の代表的なシダ植物です。日本全国に分布しています。
ロゼット状のシダを見つければ、このシシガシラです。
そんな身近な植物から徐々に名前を覚えて行くと山歩きの楽しさも倍増しますので、あなたも身近な雑草の名前から覚えてみてはいかがでしょうか?


ヒカゲノカズラ

山の林道を歩けば、近くで地面をはっている緑色したつる状の植物が目に付きます。
山地性のシダ植物ではありますが、一見するとコケの仲間と思ってしまいます。
マツタケなどの敷物としてよく利用されている植物です。
さわるとまるで小動物の毛のような感じです。


ヨコズナサシガメ

大型のカメムシです。冬季は大きな木の樹幹で集団越冬している姿をよく見かけます。普通は黒色をしていますが、ふ化直後は赤色をしています。
動きはゆっくりとしています。
このカメムシですが実は、外来種で中国~東南アジアにかけて広く分布しています。昭和初期に貨物にまぎれて九州に入り、その後日本全国に広がりました。
亀岡市内でも公園等の桜の巨木等の幹部で普通に見られます。
あまり気持ちのいい昆虫ではありません。


カスミサンショウウオ

亀岡市内には、サンショウウオの仲間は3種類します。オオサンショウウオとヒダサンショウウオとカスミサンショウウオです。
オオサンショウウオは市内全域に点在しています。ヒダサンショウウオは、畑野山系の一部に、そして、カスミサンショウウオは、篠山系の一部に生息しています。小型のサンショウウオで冬季の産卵時期以外で見つけることは中々難しい生き物です。アカハライモリほどの大きさの生き物です。


カワモズク

この時期に水路や小さな溜池部を観察すると、川底の石に黒い髭のような藻がついていることがあります。これが、淡水産の紅藻類のモズク類であす。
亀岡市内には、「カワモズク」「アオカワモズク」「チャイロカワモズク」の3種類が確認されています。
一見どうでもいいような植物ですが、希少性の高いものです。
私も一度、本梅町で自生のモズクを食べましたが、市販のモズクと同じ食感でした。
湧き水が出ている個所を探せば見つけることが出来ます。